ヤクザと家族 The Familyのるるきのレビュー・感想・評価

ヤクザという汚いものの中で愛が美しく際立って描かれていた。
綾野剛がひたすら仲間の愛の為に走っていたものの、結局義理や人情なんてものは本物の家族の前には脆く、そんな綺麗事ではうまく行かないという厳しい現実が彼らを突きさして、そのほろ苦さに涙腺を刺激された。
何より綾野剛の色々な人へかける「ごめんな」が何も悪くないはずなのに圧倒的に損をしていて、むしろ自ら不幸を手にしているように感じて優しすぎる人は皮肉なことにこの人間社会では損をするなと思った、、