3部構成3つの時代が描かれる。1・2部はヤクザものでよくある話。バイオレンス描写はマイルドだし話の方も若干物足りなさを感じてたけど、この映画は3部からが見所。あまり観た事ない変わった切り口からヤクザを描いていて新鮮。
3部の時代は令和。とある事件で刑務所に入った主人公が刑期を終え出所したら環境は大きく変わっていて、暴対法や新たな条例でヤクザにとって厳しい世の中になってた。現実がどこまで本当かは分からないが可哀想な位ヤクザに人権なんて無かった。
そういった中で主人公と関係ある人々との色々な「家族」の話があって、最後まで飽きずに観れる。
俳優陣の演技は皆良かった。綾野剛は元々好きで、その他脇を固めるベテラン勢では特に若頭の人が良かった。若手では磯村勇斗が良かった。今日から俺はの時も思ってたけどヤンキーみたいな役やらすと迫力があるし好きだわ。磯村勇斗演じるキャラの主人公との関係性が良く最後の海の所泣ける。
一風変わったヤクザ映画だけどこういうのも有りだと思った。しかし孤狼の血とか今作のヤクザと家族とか最近のヤクザ映画めちゃくちゃ面白えな！！
