時代と共に、変わっていく。廃れていく。壊れていく。その全てが切なかった。
今までのヤクザ映画の中で描かれてこなかった部分が、家族や絆を通じて静かに描かれていた。
ヤクザに関わる人達の周りからの見られ方や、ヤクザから離れた人間の現状、義理や人情だけでは食べることが出来なくなった変化。辛かった。
あと綾野剛や舘ひろしの歳を重ねていく演技には脱帽だし、磯村勇斗の目の演技にやられた。
そして途中途中にそれぞれの横顔が映るシーンがあってそこが印象的。
いろんな想いを持ちながら人々が必死に生きている姿を感じられて美しかった。
