このレビューはネタバレを含みます
1から続き。
原作未読でも面白いと思うのは、そのように作られているから。
随所に見られるSWみたいな画作りは微笑ましいが、何よりもネトフリの『今際の国のアリス』と演出が全く同じで笑う。
キャストも山崎賢人も同じで、なかなか酷いが、亮と高嶋にかなり助けられているし、皆コスプレ感すごすぎ。
BGMを差し込むタイミング、音量の抑揚、回想シーンの差し込み方、スローにする見せ場、カメラのアングルと動き…
マンガ原作をいくつも撮る中で身に付けたこの監督のテクなんだろう。キングダムみたいな映像化に金がかかり、絶対に失敗する確率も高い故に、原作勢かつ映画フリークがぜってぇ見ねぇって決めてかかる格好の作品かと思いきや、演出だけでとりあえず見られるレベルまで作っているのは素直に凄い。
原作もそうだが、面白いんだけど展開が遅過ぎるのが心配でならない。70巻位まで刊行してるのに〝何国滅ぼしたことか…〟統一まで何巻かかるのかもとにかく、そこまで全部映画化したらSW9部作を越えて、ep.30近く行くんじゃないか??
ま、それはそれで面白いかも。
個人的にはマンガ『ベルセルク』みたいにならない事を切に願いたい。