観たことでとてもすっきりしたし救われて、この映画にありがとうと思った。
私はこれまでもこれからもきっと「東京の養分」で、東京に染まり切ったように見えたとしても外側の東京でしか生きられないんだろうけれど、今後も自分で自分の道を選んで進んでいきたいしそれでいいんだとこの映画が教えてくれた気がする。
私は高校まで地方の公立で育ち、東京の私立大学に進学した身だけれど、父親はいわゆる”内部生”で妹は高校から関東のお嬢様学校に通っているので、美紀の立場も内部生の世界もアフタヌーンティーも華子の仲間たちもどれもわかりすぎた。
また、東京を起点に生活するようになってから何度も目の当たりにしてきた少しの行動や努力ではどうすることもできない階層や育ちの格差と青天井の高さに驚き絶望していたけれど、この映画を観てどの階層にいたってその階層ならではの悩みや葛藤があるんだなと感じた。
結局は自分で考えを持って地に足をつけて生きていないと、どんなに経済的にも環境的にも恵まれていても幸せになれないということ。
逸子がとてもすきでした🎻
2021年15本目