雰囲気からとても好みだった。昔ながらの妥協を知らない制作陣の渾身の作画。元気いっぱいに動く姿はそれだけで視聴者を満足させる。
ロードレースの知識なんて「誰かの後ろにいれば風がなくて楽」といった、常識にも当てはまらない知識しか持ち合わせていなかったのだが、非常に楽しめた。
根性だけで乗り切るのではなく、リアルな駆け引きや心理戦があり、気づけばのめり込んでしまった。
ストーリーについては全く魅力的に感じなかった。キャラクターが深掘りされていないため、レースの結果を知ったところで心が動くことはない。「こんな結果になったんだ〜」と1つの現象を見ただけに感じた。
しかし、47分という短さにここまで詰め込んだのは素晴らしいと感じる。また、レース部分とストーリー部分の切り替えが非常に滑らかで上手いと感じた。観客の集中が途切れない工夫が見受けられる。
やはりこの時代のアニメが好きだ。続編も観てみようと思う。