二階堂じぞー

最高の人生の見つけ方の二階堂じぞーのレビュー・感想・評価

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
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何も事前情報を入れずにぼーっと見ていたら、モーガン・フリーマン好きなのにかなり最後の方までモーガン・フリーマンだと気がつけなかったので悔しい。

初っ端から主役ふたりがそれぞれ末期がんを宣告されて、病室でチューブに繋がった状態で初対面。
黒人で愛する家族がいて現場仕事を何十年も続けてきたカーターと、白人でバツがたくさん付いていて超絶成金のエドワード、そんなにわかりやすい正反対キャラがあるかってくらい正反対のふたりが、末期がんという一点で繋がり、一緒に人生最後の旅に出る。
かなりキツい闘病シーンもある。
でもふたりとも辛い状況でも皮肉とユーモアとちょっとの下ネタを忘れないパワフルなおじさんで、笑えるシーンがかなり多い。

ほぼずっと笑いながら見ていられるのに、ラストの場面で唐突に涙が溢れてびっくりした。
なんというか、悲しいシーンだから泣くというわけではなく、ふたりの旅が思い出されて涙が出た。

夫婦や友人同士でちょっと高いコーヒー片手に観るといい、かな。