残念だが、前評判が良すぎたため、期待を下回る結果となってしまった。
この映画、観る年代により、持つ印象が変わるのではないか?
メインターゲットは、主演2人と同じ70代の男性だろうか?
20世紀は戦争の時代であった。そんな時、青春を過ごしたその年代の人にとっては、個人の夢に挑戦する生き方は、選択肢になかったのかもしれない。
タイトル「最高の人生の見つけ方」も、
『最高のエンディングにする為に、後悔しない生き方をしよう』
そのように感じる。
それは、その時まであたかも最高の人生ではなかった事を前提にしているように感じてしまう。
30代の私には共感ができなかった。
21世紀に青春を過ごさせてもらっている年代には、
『最高のクライマックスにする為に、挑戦する生き方をしよう』
こんなメッセージの方が響く。
そう言う意味では、ロバート・ハリス著「人生の100のリスト」を読んだ時の方が、強いエモーショナルを感じた。
今の10代、20代には、また新たな適した教材がある事だろう。
と、ここまで書いて他の人のレビューが気になるので、ここで筆をおきます。