このレビューはネタバレを含みます
EUフィルムデーズ2020オンラインより
子供の頃、両親が離婚。
母親との仲がぎくしゃくのまま母は他界してしまう。ずっと父親とフランスで暮らしていたエレナは心の行き場を失くしてしまう。ギリシャに戻り母の暮らしていた家を訪れる。
いつも側に居てくれる友人のナシムとセクに支えて貰うが心は母恋しさにいつも孤独。
海辺で出会った青年の陰に自分を重ねていく姿は痛々しい。
彼は一体何者❓
そんな疑惑の中で彼に対する興味がだんだん膨らんでいく。
シリアの移民だった彼を今の自分に重ねて見ていたんだと思う。
色んな事に傷付きやすい年頃なんだろうな。
ギリシャのレスボス島と綺麗な瞳のエレナがやけにマッチしている。
ルトラキ(温泉)に入っているシーンや、パーティーでギリシャダンスを踊るシーンや、話題にテッサロニキがでるところもギリシャを近くに感じられてとても良かった。
エンディングで流れる曲が耳に残る。