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僕はキャプテンのakekokkoのレビュー・感想・評価

僕はキャプテン(2023年製作の映画)
4.0
イタリア映画祭2024

セネガルの少年ふたりが夢を叶えお金を稼ぐために親に内緒でヨーロッパ、イタリアを目指す物語。

16歳らしい面々もあり、時折大人顔負けの根性を見せてくれる主人公の少年セイドゥ。

しかし、現実はそんなに甘くはない。
甘い話に騙されるところがまだまだ世間知らずのふたり。

砂漠で倒れた初老のおばさんを助けるシーンは感動した。
マダム!マダム!と呼びかけ水を与えるセイドゥ。
砂漠を行く案内人を見失うと自分も路頭に迷うかもしれない瀕死の状態の中で見捨てなかったからあんたは偉い!

一瞬おばさん宙に舞出だしたからなんじゃ〜!と思ったけど、そのくらいのファンタジー入れないと後々に起こる悲劇に耐えられなくなってくるから丁度良い。

途中、マフィアに捕まって拷問を受けた時に一緒にいたおじさんに命を救われるんだけど、このおじさんがまたスマートなんだよね。
優しい!

ラストは船の舵まで任されると言う、ね、
最後は神頼みよ。
インシャーラ!
アッラーフ・アクバル!

やっと、陸が見えた辺りで上空をヘリがぶんぶん飛んでんだけど、あれ、あかんパターンのやつやろうけど、私はハッピーエンドで終わったんやろうなに、3000点。
何故か、彼は良いことしてきたし、皆が笑顔だったから。

僕はキャプテンという意味が映画のラストで分かります。

キャプテンお疲れ様でした。
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