社長

殺人捜査線の社長のレビュー・感想・評価

殺人捜査線(1958年製作の映画)
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刑事2人の存在感がどんどん希薄になり、ほぼギャング2人の映画になっていく。いつしか薬の密輸ミッションに感情移入していた。
スケートリンクを階下に臨む回廊での長回しが生々しい。取引相手との距離を置いた視線の交錯、接近してからの視線が交わらない位置への移動の流れがいい。間に入る少女の介入も、交渉の推移を複雑化させ緊迫感を高める。
クライマックスのカーチェイスの、スクリーンプロセスでの車内のカットを挟みつつ、車が爆走するさまが目まぐるしい。行き着く建設途中の道路の立体的な空間使いも良かった。
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