はみがきしんぢ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのはみがきしんぢのレビュー・感想・評価

4.0
吹き替えにて。
色々思うところはありますが、隣のおっさんの足の臭さで印象が全部おっさんの足の匂いで上書きされてしまった…

ぼく的にはペニーパーカーが出るのか出ないのか、そこが気がかりだったんですけどホッとひと安心、後編にも期待が高まりました。
なのはさておきビジュアル的に前作から引き続きめちゃくちゃにオシャレでカッコいいビジュアルエフェクトが最初から最後まで目白押しで、オシャレなだけじゃなくてグウェンとパパの対話シーンなどは水彩画のような背景が心情に合わせてジワジワっと滲んでいく感じなどものすごく効果的な演出になっており、ずっとすげえな…って思って見てました。まあちょっとずっと見てるとゲップが出そうになりますし、「えっ、ここそういう仕上げにするの?」みたいな、ちょっと引っ掛かりを感じるとこもなくはなかったですが…

お話なんですけど、ぼく他のスパイダーマンってサム・ライミのしか見ておらず(東映のも一応幼少期に見てますw)ではありますが「大いなる力には大いなる責任が伴う」とか、ヒーローは大切な人を喪ってナンボ、とかヒーローであることの孤独であるとか、スパイダーマンであることのお約束が大事であり、しかしマイルスくんはそのお約束の運命に如何にして抗うのか、というお話に持ってって今回は終了…と、なんていうか前編なのでカタルシスは控えめであり、ちょっとスッキリする話ではなかったなぁ〜と思いました。
あとリーダー格のミゲル、ものすごく他責傾向が強すぎて何なのお前?って思っちゃうのもちょっと気持ちがノれなかったな〜と。何でもかんでもマイルスくんのせいにしないでよ、みたいな。

でもまああんな終わり方されちゃったら次のも見ないわけにはいかないですね
あと日本版のED、LiSAの歌めっちゃカッコよかったですし、SONYのロゴってほんとにカッコいいなぁ〜って思いましたw