自分の世界に戻ったグウェン(ヘイリー・スタインフェルド)は孤独に苦しみ、ミゲル(オスカー・アイザック)が率いる多次元のスパイダーマンの集まりに加わる。一方、マイルズ(シャメイク・ムーア)は新たなヴィランのスポット(ジェイソン・シュワルツマン)に苦戦し、その後に現れたグウェンを追ってスパイダー・ソサエティに向かう。
140分はやっぱり長いし、前作以上に目が眩んでしんどかったけど、プロットもバトルも十分に面白かった。
唐突な登場だった気味の悪い “スポット” があんなに厄介者だったとは。捉えどころなく、限りなく悲しい雰囲気を含めて、どこかカオナシに似てた気がするが…
スパイダーマンは大盛りおかわり状態だったけど、前作に比べてしまうとスポット含め、ミゲル、ジェシカ、ホービーと新しいキャラクターの魅力は薄くてインパクトもなかったかな。逆にグウェンの魅力は高まるばかり。
スパイダーマンには必須のコミカルさも抑え気味の一方で、親子の関係や犠牲の必要性など、けっこうシリアスな場面の連続で、同じ親として “そうだそうだ” と頷いちゃったりもした。
まさかの前編!?ってことで、昔の仲間が集まる次回作に大いに期待だ。