ハードボイルドな色調、見せ方、役者陣、
すごくいい味で渋みのある作品ではあるんですが、スケールはそこまで大きくなく、それぞれの思惑や葛藤などはそんなに深掘りされることなく、淡々とした演出で中途半端な作品になってしまったかな。
マフィアという設定がもう少し生かされていたらまた違ったかもしれません。
衣装やロケーションを見る限り、どうしてもこじんまりした地方の廃れたいざこざを見せられている様な感覚に陥ってしまいます。
団体や組織がマフィアでなくても成立してしまうのが勿体無いなと思いました。
夜中にウイスキーを飲みながら観るのが一番いいかもしれません。
本作でのお気に入りのセリフ
「長年の経験から人を色で分けることができるんだ」