特に意味のない名前

カラミティの特に意味のない名前のレビュー・感想・評価

カラミティ(2020年製作の映画)
4.2
ロングウェイノースに近い、女の子の旅物語。レミ・シャイエ監督、無鉄砲で根性がある女の子のこと好きすぎでは?

前作もだけど、今作もすべてのシーンの絵がきれいでびっくりした。印象派やナビ派が使っていた色彩の参考にして描いてるらしくて「さすがフランスのアニメ…!」感がある。

ストーリーも先が読めなくておもしろいし、怖くなるようなシーンもちょくちょくある。あと当時の生活のリアリティがすごくて、「こんな生活だったんだ…!」という気持ちになった。

唯一気になったのがイーサンの扱いで、個人的には普通に旅団を追放されて欲しかったです。出てくる男性陣がことごとく嫌な奴で(しかもぎりぎり本当にいそうなレベル)それだけちょっとストレスだった。 

プライムのレンタルで観たらなぜか本編後にメイキングがついてて、アニメーターが牧場でアメリカ式の乗馬を学ぶ様子とか、効果音を作ってるところとか観れるのでおすすめです!いいアニメだー