Apple TV+オリジナル、男子高校生を集めて疑似選挙を行い州政府を構築するキャンプを追ったドキュメンタリー。
単純な選挙ではなく、実際の米国と同様に2つの党に分けて選挙を行うのが面白い。州知事であれば自身の党の中で選挙に勝つ必要があり、党の代表に選ばれた後は、自分の党員の票はもちろんのこと、相手の党員からの票も得られないと勝つことができない。一発勝負ではないからこそその場の勢いだけでは勝てず、個人・党として戦略を練る必要があり、真剣みが出てくる。
自分の信条を通しても党代表になれない可能性があるなら自分の通したい政策を変えるし、SNSを使った選挙活動、相手へのネガキャン・個人攻撃など、良し悪しはともかく男子高校生とは思えないほど"政治活動"をしていて驚く。
保守層の多いテキサスなので中絶反対や銃規制反対の意見が多数派、だからこそ銃規制反対派であっても選挙に勝つためには政策を変えざるを得なかったりして、アメリカの現実の一部を見た気がした。
