廃墟となったテーマパークで清掃員として働くことになったニコラス・ケイジ。そこに忍び寄る不穏な影…奇妙な着ぐるみパーリナイ！血飛沫上等な摩訶不思議パラレルワールド。不気味なテーマソングが耳から離れない！ニコケイ最後まで喋らんかったぞw
〈感想〉
この映画で好きなところはいちいちカッコよさげに一つ一つの動作にフォーカスして映すところですね。
編集がクドイぐらいなんですけど、それがめちゃくちゃ観てて気持ちいいんですよ。
『ベイビー・ドライバー』とか好きな人だったら、あれと似た演出といえば伝わるでしょうか。
ニコラス・ケイジが缶ジュースを飲む動作とか、何かを羽織る動作とか、もういちいちアップして見せるんですよ。でもそれがカッコいいんですよ。
話自体は意味不明です。
ただ昨年ワーストに選んだ『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』とは違う意味不明さで、本作の意味不明さはそのまま「なんか面白い」になるんです。
だって、突然テーマパークで清掃員として働くようになったニコケイがなぜか着ぐるみ着たマスコットたちと本気で殺し合いしてるんですよ。意味不明でしょ。
まぁ清掃員って設定自体に意味があるんでしょうけどね。
なんか色んな若い衆が出てきましたが正直ニコケイとマスコットたち、あとババア保安官のキャラが濃すぎて他はイマイチ覚えてません。あのババアなんか腹たったわぁ。
あとは本作のテーマソング。
“うぃーりーず わーんだーらーんど”ってのがめっちゃ脳裏に焼き付きます。
クセになります。
決して手放しで薦められるような作品ではありませんが、バカっぽいB級映画好きな人は是非観てほしいところ。
〈キャスト〉
管理人(ニコラス・ケイジ)
リブ(エミリー・トスタ)
ルンド保安官(ベス・グラント)
テックス・マカドゥー(リック・ライツ)
ジェド・ラブ(クリス・ワーナー)
クリス(カイ・カドレック)
キャシー(ケイリー・コーウェン)
ダン(ジョナサン・メルセデス)
ボブ(テレイル・ヒル)
アーロン(クリスチャン・デル・グロッソ)
エヴァン(デビッド・シェフテル)
ジム(クリス・パディージャ)
ジュディ(オルガ・クラマー)
ジェリー・ロバート・ウィリス(グラント・クレイマー)
エリック・ミラー(ジェイソン・タイラー)
バイカー(ライアン・カイトリンガー)
※2022年自宅鑑賞138本目
