お約束の多いホラーを見慣れた人には面白い映画だと思う。
意味ありげな町の人々の話や、謎の廃墟、ひとりでに動き出す不気味なマスコットキャラクターたち…。
けれどもそんなの関係ねぇ! と言わんばかりのニコラス・ケイジの役どころが見どころ。
「ふう、変な町に迷い込んでしまったな…」
と井之頭五郎風にモノローグでも入るかと思いきや、そんなこともなく。
きっちりタイマーをかけてまでも飲んでいるあのエナドリには一体何が入っているのか。
あれを飲んでいるから強いのか、それともその強さは元から?
エナドリが切れたとき、ケイジに何が起こるのか。
スプラッターが苦手でなければ、誰かと一緒に突っ込みながら見ると面白いと思う。