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バイブスを信じろ
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移民排除条例の制定を目指す とある市が舞台。
祖父の友人であり職場の先輩でもある男性の仇を討つため、会社で孤立していた主人公が暗躍する。
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条例反対派に対する村八分、
田舎における大人の恋愛風景、
親友と絶交するに至る最低な理由…
(こんな田舎はイヤだなぁ)がとても体現されている作品。
そこの再現度は妙に高い気がする。
本人たちにはカッコよく見えてる(?)けど
客観的には全然カッコよくないし、生理的に無理目な先輩とか。
忍者の衣装や武器を手作りする過程が面白く、
福田沙紀さんのアクション、挙動も愛らしい。
ストーリー自体は条例支持派も反対派も
その想いがよくわからず(そもそも条例自体もよくわからないけど)、ありがたい言葉もなんだか響かない。
なにか良さげなメッセージを発信してはいるのだが、それを確信させるような深みが作品自体に存在しないのだ。
終盤が楽しい。
「じいちゃんはこう見えて
デジタルネイティブだ」