シオ

ショック・ドゥ・フューチャーのシオのレビュー・感想・評価

3.6

血管のように絡む
ケーブル
壁一面に
連なるノブをひねり
スイッチを押し込む

部屋のコクピットから

音世界へ飛翔する



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やっと観ることができました!

監督はnew waveを敬愛する
音楽プロデューサー
マーク・コリン

エレクトロや
テクノの系譜における
黎明期の始祖的な
話かと思ってたけど
先鋭的音楽を模索する
彼女の作曲過程での苦悩を
取り上げていて
ちょっと肩透かし

音楽を語る映画なのに
思ったほど物語の展開に
テンポやリズムが
感じられなかったのも残念

冒頭の音楽に身を委ねる
ホドロフスキーの孫娘
アルマ・ホドロフスキーが演じる
主人公の場面が
その中でも
当時の美しい音世界を
具現化していた
シオ

シオ