もさもさ

そこにいた男のもさもさのレビュー・感想・評価

そこにいた男(2020年製作の映画)
3.0
タイトルはよくわからんかった
バシャバシャがグロかった。

新宿ホストの事件は不死鳥なので生きていますが。

ハタから見てると、刑事が言ったように終始「そらそうなるわな」だけど、
彼を理解できるのは自分だけなわけがないこととか、「こんなに好きなのに何も知らない」ってことに気づかないままのほうがきっと幸せだったよね

半分尻出して這いつくばって小銭拾う姿だって、愛しくて眩しかったんだよね、涙が出そうになるくらい好きだったんだもんね
って思うと、誰にも否定できないなと。
そのくらい好きだって思ってたのに、自分がなんにも知らないどうしようもないバカで、本当の名前を呼んで「こいつにはちゃんと戻る場所がある。私のものだ」を主張できる他の存在がいるんだってことを突きつけられたら、刺しちゃうよなあ
耐えられなくて自分が壊れちゃうから、相手を壊すしか自分を守る手段が思いつけない。それをせかいはメンヘラと呼ぶんだね…。
冒頭をみるに、奥さんがいて、妊娠していることはあのシーンでやっとわかったんだね。本当に何も知らないのに愛されてると思い込みたかったんだな…悲しいね…。

わざわざ煽ってトリガーを引いたバカ妻、思い込んで勘違いして愛を欲しがったバカ女、身重の精神的に不安定な妻をほったらかして若い女に貢がせる三流役者のバカ男。だけど、全員わからんしわかる。
どこにでも転がってる心底しんどい関係だ…。
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