つん

私をくいとめてのつんのレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.5
おひとりさまが楽しそうに感じる映画。
原作もキャストも好きだから見ない選択肢はない。
でも、天気の良い休日に元気に映画館に観に行くような映画ではないかな。
ちょっと長いし、とりとめがない。気分を選ぶかも。

綿谷りさ作品の女の子に絶必なのは透明感。
のんの良さのおかげで嫌味なく観れる部分が多い。

結局のところ、一職場に一臼田あさ美さん(架空OLの小峰様)が必要。安定感。間違いない。
因みに後から(架空OLの酒木さん)も出る!
職場で仕事の時間を使ってエロいこと考えてやるんだ。っていうのはなんかわかる気がする。
お茶汲みさせる会社への仕返しもあるけど、それとは別に自分の中にある欲望を1番醜い形で外に出してみたくなる気持ち。
例えば、食欲でも、夜中にお風呂でペヤング食べてやろうみたいな。
話を飛躍させると、東電OLとかもそうだったんじゃないかなって。

コロッケ屋さんが岡野陽一さんだし、吉住ががっつりネタやってるし、そういう面でも楽しめた。
困っている人に手を差し伸べられなかった後悔をずっと引きずってモヤる気持ちよくわかる。
あまちゃんエモがあって、楽しめるけどイタリアのくだりが必要だったのかはちょっとわかんない。
全体的にもっとスッキリまとめて、1時間半くらいの作品だったら、多くの人がとっつきやすかったのかな?とは思うけど、ぴったりくるタイミングで観たら沁みるかと思う。
効果音のデカさと演出がトゥーマッチになるところが少し気になった。
キャストがとにかく良い。
つん

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