藤井道人初期短編作品集①
◉『埃』
埃というタイトルと始まり方が好きだった。期待せずに見始めたけど面白いというか、興味深かった。でも見るタイミングを間違えると病むかも。
藤井監督のエンタメぽい作品よりこういう地味めな心の内側を描いてる作品の方が好きだ。
昨日できなかった自分が、今日できるはずないのに。今日がまたやってきてしまう
◉『カナタ、とおく』
ポップで明るいはじまり。それが余計不安にさせる。 もう救いようがない、未来が黒くて見えない。ヒカリのラストだけ僅かな光。これがなければ絶望してた。この作品は好きではない。
一見暗く悲観的な『埃』の方が、希望も未来もみえるようで断然良かった。
彼らは世界を救うことができない
世界もまた 彼らを救うことができない