目に見えない病気ほど辛いものはない。表面上はなにに苦しんでるかわかってあげられないから、だからこそ周りの理解や協力がより必要になる。統合失調症の症状、苦しみが映像を通してとても辛いものだと痛感したし頭の中を覗いてるようでリアルだった。妄想だろう、とかそんなことでは済まされない...調べたら幼少期の環境などでも発症する事があるんだとか。そこまで稀な病気ではない事にも驚いた。知らなかった世界、この映画を通して観ることができてよかった。寄り添ってあげる事、そういう人が1人でもいることが大切。映画の中ではお母さんの方は割と無神経だなと思ってしまい、ポールの方が少し遠くで、寄り添って見守ってあげている温かい気持ちを感じました。自分でもなにが起きているのかわからない、そんな中でも前に進んでくる主人公には感銘を受けました。夢や好きなことを持つことってなににもかなわないな。
