KEKEKE

僕と頭の中の落書きたちのKEKEKEのレビュー・感想・評価

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
3.0
- チャーリープラマー本当にいい俳優だ
- これからも素敵な作品に出会ってほしい

- 現実の私たちがそうであるように、統合失調症の人たちの人生もこんなに分かりやすいドラマではなく、多くの人が誰の理解も得られずただひたすらその痛みに耐えているのが実情なんだろう
- 私たちが彼らの困難をドラマにして涙を流すのは簡単だけど、ファミレスやバスの席で隣にいるのはチャーリープラマーではないのだから、せめて彼らが病気とうまく付き合っていくためにどんな理解や眼差しを必要としているか、折に触れて考えていきたい、そのきっかけになる作品だった

- 回復が困難な病気や怪我との闘いを描く時、その多くは自己との対話と愛を信じることの物語になる
- その上で周囲の助けや友情の力を借りて、それら全てと向き合いながら付き合い続けていかなければならない、というのが実際最善の方法なのかもしれない
- 自分たちはそうして描かれる物語に勝手にカタルシスを感じたりしているが、それが当事者にきちんと還元されているのかどうかは、常に考えなければならないと思う
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