コロナから2年後の空は何色ですか?
2022年の夏、コロナ対策徹底の有無で二分化された東京が舞台。
格差社会とコロナ禍をリンクさせ、主人公自身のコロナに対する葛藤を親子のドラマとして落とし込み、マスクによる息苦しさを生きづらさとして投影している。
種村江津子さんと越智貴広さんが可愛くてツボ。
現在、『見上げた空とマスク』の舞台に時代が近づいているわけですが、これまでにも自粛警察、地域による偏見や差別、マスク絡みの暴力事件など様々なニュースを目の当たりにしてきた。
今だからこそ再度問えるこの映画のメッセージ「すべてコロナのせいなのか?」。
藤井秀剛監督のアイデアには驚かされる。