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ゲキ×シネ「偽義経冥界歌」のギャスのレビュー・感想・評価

3.5
舞台を観たが、ゲキシネは期待以上にうまく映画化されていた。

そもそも隅々までよくできている舞台だが、
カメラワークで、注目すべき場面や表情などがクローズアップされたりで話がよりクリアに。

その分、笑いも感動もさらに深まった。

北条政子の"歯噛みのクライマックス"には大いに笑い大いに泣けたし、キャッチーで美しい歌が流れる真のクライマックス時の演者たちの大写しの顔に素直に心を揺すぶられた。

見る方が心配になるほど激しく長く続く殺陣に、主演の生田と役柄の偽義経が背負う運命の重さが重なり、見応えがあった。

ブルク7のドルビーシアターの画像の美しさは、演者がまるでそこにいるように見えるシーンもあったり非常に効果的だった。
そして周り360度から聴こえる音響が、ここぞというときに使われていて、このシアターならでは。
ここで観てよかったと確信した。
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