このレビューはネタバレを含みます
アレクサンドラ・ダダリオ、東京に現る。
カナダの作家キャサリン・ハンラハン原作の映画化。最初、映画の方は"I'm not a bird"というタイトルでしたが、その後原作と同じタイトルになりました。
アレクサンドラ・ダダリオ演じるマーガレットが夜の東京の街で酔っ払ってクダまいて適当に目をつけた男とラブホテルに行く。古本屋(そんなところで普通逢わない)で平岳大演じるヤクザのカズに出会って話が転がります。
アレクサンドラ・ダダリオに見つめられたら、そりゃホイホイついて行くって。
駅のシーンが多いのは、東京のリアルがウケるという狙いでしょうね。日本人なら見向きもしないところに思い入れたっぷりのこだわりが垣間見えます。
ベストセラーの映画化。エキゾチックなジャパンの描写が満載です。そこに詩情を見出すという視点は私たち日本の観客にとっては、ちょっとこそばゆいです。
羽田空港線のモノレールからの東京の夜景とか、初めて日本に来た外国人にとってはきっとエキゾチックなんでしょうね。
特に大したストーリーが展開するわけではありません。ソフトポルノチックな雰囲気がちょっと鼻につく映画です。でもアレクサンドラ・ダダリオは魅力的です。