ゆうとたか

ノマドランドのゆうとたかのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
4.5
ファーン、他ノマド達の生活、その中での葛藤。ノマドの家族の気持ち、様々なものが見え隠れした映画だった。
特にファーン役の方は表情の使い方が上手く、ノマドを経験したファーンにしかできない表情をしていたと思う。
車でアメリカを旅していく中で、様々な景色を見ていくことになるが、その一つひとつ、どれも美しく、「俺アメリカ行きてぇ」ってなった

途中ファーンが読んだ詩は、ノマドとしてのファーンの状況と重なるものがあり、グッときた

長い間旅を続けると、ヴァンじゃないとぐっすり眠れなくなるというファーンのシーンにめっちゃびっくりしたし、考えさせられるものがあった

ノマドの人達は「さよなら」ではなく、「またどこかで」 いい言葉。

ノマドの人達は、旅に出たくて出ているのではなく、それぞれの事情があり、しかし家族に頼ることは出来ない…(ファーンの場合、プライドもあり、今更家の下で暮らせないのか?)

それぞれの立場には、理由がないことの方が少ない。
目を背けずに原因を考えていきたい
ゆうとたか

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