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ノマドランドのぱのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.5
いい映画。
さよならではなく、またどこかで。
・主人公らのノマド的生き方は、新しい生き方と見せて、開拓民的な伝統でもあると指摘される。
・途中、主人公は選択をする。
もとの家族と過ごすこと、新しい家族を選ぶことを巡って。
主人公は過去に囚われているともとれるし、過去の喪失を切り離さず生き方を共存させているようにも取れる。
・また、資本主義から自由になるように見えて、働く場所はテクノロジーが集積するAmazonの工場であること。

両義性を含むこと。どのように光を当てるのかは委ねられているのだけど、そうして選んだものを、信じるしかないのかもという気持ちにさせられる。
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