ノマドランドとはまさにタイトルの通り。
ノマドという生き方は「さよならがない。」というセリフの自然や綺麗な世界が広がっているのだが、そんなノマドな生き方をした自称ハウスレスの中年のおばさんの生活を描いた映画。
結局、おばさんは自分の意思でノマド生活を選択しているだけで、自分は何を望んでいるのか、何をしたいのか、流されていて、自由でありそうに見えながら全く自由ではなくむしろ自分で自分のことをきちんと見つめていないから不自由なのだと思う。
その自由と不自由さの対比が上手く描かれている気がするけれど、それ以上はないというかお腹いっぱいになる。
