Ya映画鑑賞

赤穂城断絶のYa映画鑑賞のネタバレレビュー・内容・結末

赤穂城断絶(1978年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2022.50 *137

他の忠臣蔵と比べた、深作忠臣蔵の特徴(個人の考え)

・大石がかなり英雄として美化されている。
例えば他の家老が情けない、同志を熱意と言葉で説得する、敵方からも褒められるなど。
あと、切腹前に、「寧ろ同志たちが私を支えてくれた。良き同志だった。」

・討ち入り、四十七士自体が美化される。
例)討ち入り後には打首でなく切腹させて貰える。
例)お褒めの言葉、助命の嘆願。
例)桜とうぐいすの鳴く庭で切腹。
例)吉良家のお家断絶で、仇討は報われ、思い残すことはない。
例)字幕「今もなお香華を手向ける人が絶えない」

・乱闘、ちゃんばらの場面が多い。バイオレンス得意の深作ならでは。

・橋本&はつ夫妻のエピソードが一つ軸となっている。これは、大石の作戦が生んでしまった悲劇。夫婦が刺し違えるという、なかなか劇的なエピソード。

・何と言っても三船を使ったこと。討ち入り始め、吉良討伐直後といったクライマックスで惜しげもなく使う。



東映
撮影監督 宮島義勇
撮影 仲沢半次郎
美術 井川徳道
照明 中山治雄
編集 市田勇
音楽 津島利章
擬斗 上野隆三
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