シンディー

ケミカル・ハーツのシンディーのレビュー・感想・評価

ケミカル・ハーツ(2020年製作の映画)
4.8
死ぬほど好きな恋人が事故死や突然亡くなってしまった人を好きになるってすごく勇気のいることだし常に一番にはなれない存在を覚悟してでもその人と一緒にいたいって思うのかな…私はどんなに好きでもそんな立場になれないと思う…。

主人公のヘンリーは転校してきた謎めいた少女に一目惚れするけど痛ましい事実を目の当たりにしていく。。。

ヘンリーはぬくぬく優しい家庭で育ってるけどグレイスの家庭は割と複雑。彼氏が亡くなってしまった悲しみももちろんだけど家族といえるいちばんの支えである存在が亡くなってしまったことに対しての喪失感にまだ立ち直れないのかなって思う。
それにしても優しすぎるヘンリーが振り向いてもらえない過程は本当に辛かった。グレイスも好きじゃないなら何であんな態度取るのよ…

全体的に笑えるところないしテーマが重すぎてみてる途中やめようか何回も思ったけどリアルだし、家族や大切な人を失った人たちはどのようにして立ち直っているのか疑問に思うくらいでした。
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