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ケミカル・ハーツのioのレビュー・感想・評価

ケミカル・ハーツ(2020年製作の映画)
2.6
大人は10代という地獄を生き抜いた傷だらけの子供である。

傷とは「醜いもの」「不完全なもの」だと思いがちだ。「隠したい」「忘れたい」ものだと。でも消えることはない。

傷とは「壊れたことを思い起こさせるもの」ではない。むしろ「再生の象徴」だ。

主人公が書いたいい文章。

青春より恋愛要素が強く、期待はずれ。
美人なヒロインと冴えない主人公のバランスは悪くなかったが、もっと友人らの個性が活かせるような展開が欲しかったかなあ。
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