いとみちのkenkenのネタバレレビュー・内容・結末

いとは母親の影をどこかで意識し続けてて、それは幸子に髪を梳かれる場面で消化された様にも見えるけど、その描写は一瞬。むしろその後の三味線披露とラストの登山に焦点が置かれる。山頂に登ったいとが呼び掛けると、下にいるいとがそれに応える。２つの地点が繋がって歴史に、道になる。冒頭の日本史の授業や、青森空襲の話と同じ様に。タイトルにはそんな意味も込められてるか。