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建築と時間と妹島和世のあのレビュー・感想・評価

建築と時間と妹島和世(2020年製作の映画)
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建築の出来とは別に、映画としての出来はかなり悪いと思う。60分と短めの尺だが、本当はもっと短く50分くらいにできるのでは。
音楽が特に酷い。端的に言えば使い回しすぎ。別にそれでもいいが、それに見合った編集になっていない。フリーゲームもかくやという超ループ。曲がなんのイベントでもないシーンで終わり、直後にまた同じ曲が頭から始まる。ちょっと酷いと思う。それとインタビュー自体もあまり切らずに使っているのか、だらっとしている。上映始まってそろそろ30分くらいかと思って時計を見たら40分経っていた。逆であってほしい。
タイムラプスは楽しい、建築もかっこいい。大規模プロジェクトのいかにもな予算問題や模型と3Dモデルの使い勝手についての話も面白かった。短いからか入場料も安かった。が、それでもやっぱり微妙な気分。トークショーの回で話を聞けたらまた別だったのかもしれないが、正直な感覚だと、これで文庫2冊くらいすんのかあ、という感じ。タイトルに「時間」ってよく入れられたもんだな、という意地悪な気持ちにすらなってしまった。たとえテレビでやってたとしても当たりとは思えないんじゃないだろうか。
あと日付を出すフォント、とても良いフォントだとは思えませんでした。
あ