たとえこの映像それ自体に心動かされることがなくても、観る人がそれぞれにこの映像を手がかりにして想像と回想をいくつも重ねることを余儀なくされて結果的にいい作品だなぁと思ってしまうかもしれない内容。レジェンドからHANA HOPEへと、アーティストの何かしらが受け継がれてゆくことを期待させる。
もしスタジオに焦点を当てるのなら、エンジニアをはじめとする裏方の世代交代を追う内容であって然るべきだと思うけど、そこはほぼ描かれていない。なのでスタジオはそのままただスタジオ的な役割を担うものとして描かれているとも(かなり好意的には)解釈できる。