このレビューはネタバレを含みます
もし自分たちの身にこの災害が起こってしまったらどうしようと思う場面がたくさん。
不自由になった世界で気づくこと。
歩く、呼吸する、好きな人の隣にいる、趣味に没頭する、食べたいものを食べる、服を着る、眠たくなったら寝る。
何でもない日常がいまこうやって送れているはある意味奇跡なのかもしれない。
いつ何時に災害が起こるか分からない世の中。実際に日本各地、世界中で色々な災害が起こっている。それに対して可愛そうや大変そうなどといった綺麗な言葉でまとめるのはやはり間違っていると思った。もっと真摯に向き合い他人事のように扱わないようにしていくべき。自分たちにも災害が降り注ぐ可能性はゼロではないから。
自分たちの道は自分たちで決める。幾ら困難なことが起きても最終判断は自分である。
血筋だったり、国籍だったり。そんなことにこだわる必要性はどこにあるのだろうか。それよりも協力し合い、自分以外の人のために動きたい。その逆もしかり。
残りの人生は相互依存、主体性を持ちながら生きていくことが求められる。
人生について沢山のことを考えさせられる作品だった。
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弟(剛)が英語を話せる設定にしたのは海外仕様に向けての設定だと思う。少しばかり無理くり感はあるように感じた。
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▼その他
第一に家族の安全を。
命を粗末にしないで。
どんな時も楽しむことを忘れないで。
陽は沈み、しかしまた必ず陽は昇る。