このレビューはネタバレを含みます
原作未読。ドラマの影響で多部ちゃんと大森さんのお二人が出演されているということで観賞。
こういう、大きな事件や出来事が起こることもなく静かに終わっていく映画もいいな〜って思った。
ほぼ静かなシーンだから、客席のちいさな物音すらも気になるレベル（笑）なんだけど、
映画の中の咀嚼音とか玉ねぎを切る音とかワインの栓あける音とか猫の鳴き声とか、そういう生活音も含め楽しめた！意図はないかもしれないけど私はASMRすきなので。。
多部ちゃんの演技はほんとに自然で好きだな〜言葉が荒くなるシーンがあるんだけど、言葉が荒くなる多部ちゃん凄く好きだった（笑）大きなワイングラスと多部ちゃんの顔、大きさがそんな変わりなく見えた。どんだけ顔ちっちゃいんだよ、、、
岩田くんの演技はほぼ初見で、どうなるのか割と心配だった（ごめんなさい）けど、違和感ない自然な演技だった気がする。売れてる若手俳優ってこんなイメージ！外面よくて中身は冷めててその場のテンションで生きててふらふらしてる感じ？一番謎な人物だったかも。時戸が直実に｢やめる？やめない？｣って聞くところ、ずるいなーーーーー
『腐った海の上に浮かぶ乗り手のいないサーフボード』
ニュアンスだけど、この比喩表現3回くらい頭で反芻した（笑）
美村さんと岸井さんも良かった！前シーズンドラマに脇役で出演されていたお二人の演技を、今回しっかりと観ることが出来て良かったです。
大森さんはほんっとにちょい役だし、ほぼセリフもないけど存在感はある。
終盤で、愛子ちゃんが無事に女の子を出産したあと｢女の子らしいですよ。｣と編集長に報告された時は表情があまり分からなかったけどどんな気持ちだったんだろう（笑）というかやはりみんなに筒抜けだったんだね（笑）
結婚式の会場前で吉田先生ご一家と遭遇した時、娘ちゃんが直実の方を見てたけど、娘ちゃんは不倫をうすうす知ってたのだろうか.......
猫のりんごちゃん！あの子は天才すぎる！鳴き声も行動もかわいい。キレイなお顔をしている。またりんごちゃんの作品を観たい。
作品の感想に戻るけど、わたしはたまに出てくる比喩表現が好きだったし、地に足がついていないような人達にも共感したし、こういう人って沢山いるんだろうな〜って。
タワマンに住む、イケメン人気俳優とマンションで出会って関係をもつって設定はすごく現実離れしてるのに、出てくる人達は現実にも居そうな人ばっかりで、そのギャップも好きだった。
★マイナス1.3は、意外性がない展開のままで終わったのと、最後はっきりしない部分があったので（でもこれで正解なんだと思う）。
最後に！
オムライスのケチャップが波々じゃなくてタマゴの上にちょこんと乗ってるのがオシャレだったので真似します！
