楓花

スポンティニアスの楓花のレビュー・感想・評価

スポンティニアス(2020年製作の映画)
3.7
2016年に上梓された小説「Spontaneous」が原作で、映画は2020年の作品だから違うとはわかっているけれど、コロナ禍の現代と何だか被って見えるシュチュエーションでした。

対症療法として、失敗を繰り返しながら開発される薬。
その間も死んでいく生徒たち。
いつ誰に起きるか分からない。
次の瞬間には自分かもしれない。
本当に”今”が大切。

やっと効果のある薬が開発されても、他者からは避けられて。
学校生活が再開されても他の学年は別の建物へ移動(該当学年だけ隔離のようなもの)しているし、街の飲食店に入ればさっさと出ていけとばかりの反応。

しかもやっと安心して生活できると思いきや、弾ける生徒。
原因は一部の薬に不備があって回収とのこと。
亡くなった生徒たちは31名。

ジャンル分けが青春コメディとかになっていたりするみたいだけど、絶対にコメディではないと思う。
特に最初のケイトリン飛び散り後の様子は中々にグロい。
楓花

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