過去鑑賞済み。
DVDパッケージには『妻』とあったのに
観てみたら実は『彼氏』だった(;^ω^)(^ω^;)www
つまり主人公がゲイの映画。
ま、ゲイでもノンケでも何でも良いのですが\(^o^)/
同性愛者が持つ特有の淋しい気持ちや
強い独占欲、世間一般からの孤立感…
結婚とか男女とか、そういう形式的なことは
もしかしたら全く無意味なのかもしれない
と思わせるような、人間は結局は孤独な生き物なのだと
何とも言えない淋しい気持ちにさせられる映画。
だけど、淋しいという気持ちだけではなく
“美しい!”と思わせてくれる作品。
16年間ともに愛し合った恋人を事故で失い
その日から彼は自殺を考える。
ストーリー上では、主人公の心模様を
とても繊細な色彩感でも現しているところが、何とも素晴らしい。
美しい(°∀°)!
あんなにも愛し合った恋人を失って、どう生きろと言うのか?
生きている意味は何なのか?
と嘆く気持ちの、全体的に薄暗い色彩。
だけどやっぱり、そこにある揺るぎない気持ちとは裏腹に
想い出は所詮、想い出にしか過ぎない。
自殺しようとする瞬間、色々な存在に助けられる。
その都度、それをとても鮮やかな色彩で表現している。
確かに、観終わった後はとても淋しい気持ちになるけれど
でも、どこか何となくまた観たい…と思わされてしまう映画。
なんでだろ?
何の飾り気もなく、とても上手に“人間”という
儚くも強い生き物を描けている作品だと思います。