agathe

キャッシュトラックのagatheのネタバレレビュー・内容・結末

キャッシュトラック(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

MINAMATAが想像通り重い映画だったので、もう1本見たいなーと思って見てきた作品。

いきなり現金輸送車強盗に遭遇、犯人グループいったいマシンガンで何発警備員に打ち込んでるの?もう死んでるでしょ?っていうつかみはオッケーのオープニング。
その現金輸送会社に寡黙で必要最低限しかしゃべらないHが怪しく登場。何か裏があるよね?っていううさんくさい雰囲気満載。
入社テストもわざとできなくしている感ありあり。1つの現金輸送車襲撃事件を複数の視点で見せながら、おお、Hってそういう人なのね、っていうのが徐々に見えてくる手法はいいなと思う。
そして昔の映画みたいにテロップが入ってから物語り、っていう手法は好き。そのテロップってそういう意味か、って納得する快感ももらった気がするからお得感もあるしね。

笑わないHが復讐を果たすために警備員になりすませている設定。
ギャングかマフィアのボスだから顔を見ただけで逃げ出す強盗がいるわけね。

警備会社のテリーがなんの作品に出ていた人だっけ?ってしばし記憶をだぐる。ああ、レイ・ドノヴァンのテリーか!ってすっきりした後に気がつく。レイ・ドノヴァンもこの作品もテリーじゃんどうでもいいけど。
アンディ・ガルシアはいい脇役になったね。この作品に出ているのは知らなかったからいい意味でびっくり。そしていいおじいちゃんを演じているのもびっくりだわ。そっか、そんな年だもんね。おひげがとってもよくにあうダンディなじじいになっていてうれしい限り。
近頃、スコット・イーストウッドに遭遇率たかし。アウトポスト以来今年2本目の映画になりました。だんだんパパの若いときに似てきたね。
あの渋さは受け継がれてほしいなぁ。相変わらずステイサムの肉体は美しい。防弾チョッキが似合うって言うのは褒め言葉になるんだろうか?防弾チョッキが厚ぼったく見えない人ってそうは多くはないと思う。

ラストマシンガンの撃ち合いはすごいものがあった。
あれを通さない防弾チョッキとかありなの?
ひたすらマシンガンの音がしているような作品でした。
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