トンベリ

ザ・オラクルのトンベリのレビュー・感想・評価

ザ・オラクル(2018年製作の映画)
1.0
これまた超絶強力で、悔しかったです。

始まってすぐ、雑なシーンの繋ぎ"のみ"で「これはただのクソ映画ではない」と鑑賞者に知らしめるこの技術。
BGMの雑さと相まってソレは確信へと変わる。
(内容ではなく出来が)この世界に蔓延している悪意や妬み嫉み絶望憤怒怠惰と言った負のオーラが一つに凝縮されたようなイメージ。
(内容ではなく出来が)その辺に蔓延ってる悪鬼羅刹が束になっても敵わない、「個」を極めた究極生命体糞映画。

この映画が世に出る前に、いや、監督が制作に取り掛かる前に、自分に何かできることはなかったのか、それを考えると悔しいです。この世の中を少しでも良くしたい・・自分はなんて無力なんだろう・・まぁそんなこと微塵も思ってないんだけど。


序盤こそ、無駄なシーンとクソ雑編集が「デビルシャーク」っぽくてそれなりに楽しめましたよ。ずっと「笑ってはいけない」のときの松本人志さんが笑いこらえてる時みたいな顔で観てた。そこそこアウトにもなったし。
けどそれも30分もすると苦行に変わるよね。
月面にある新燃料を奪い合う?話らしいけど、ずーーーーっと世界各地の観光映像。と思ってたらテーマパークでいちゃつく2人。誰だよお前ら。
ストーリーはもう無と言っていいでしょう、ココまでくると。

焼け焦げた脚本とクソ雑編集の暴力で鑑賞中今までで一番「嘘だろ?」って発言が多かったと思います。ハイパー説明口調やめろ。

女性が花を落とす→男が拾ってあげる→手を繋ぐ(???)→そのまま踊りだす(はぁ??)
こんなのばっかり。

お気に入りは、
「俺もハワイ出身の忍者だ」
「暗殺者になるか銀行員かで迷った」
ってセリフです。


あなたの知らないクソ映画の世界って感じのかなり業の深い1本でしたが、正直久々に★1.0付けられるのが嬉しい気持ちもあります。
貴様を我がコレクションに加えてやろう(上から目線)
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