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女は女であるのfleurのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
5.0
アンナ・カリーナは本当にほんとうにかわいい。赤がよく似合う。真っ赤なカーディガンに白いトレンチコート、真っ赤なタイツ。水色のアイシャドウ。本当にかわいい。❤️🩵🤍セーラールックもかわいい。カーディガンを前後ろ反対に着て、赤いチェックのスカートに青いタイツを組み合わせているのもキュ〜ト。この秋はわたしも脚を赤くしたいし、青くもしたい。ブルーの白いふわふわの飾りのついたドレスもかわいい🫐リボンでアップスタイルにしてるのもかわいい。アンナにしか似合わない髪型。(ところであれはどうやってセットしてあるの?) パジャマ姿もネグリジェ姿もくるくるコロネなツインテールもめっかわ。この映画を通して衣装数はそんなにないのに、この満足感。ほんとうにかわいい。かわいいしか言えない。

真っ白なお部屋もかわいくて、真っ赤なランプも鏡もおもちゃみたいなキッチンもキュ〜トで、そのなかにブルーのスーツのエミールと赤いカーディガンのアンジェラいるの秀逸。

切り返しじゃなくて長回しでやり取りを移していたり、文字で状況説明が入ったりするのもおもしろい。演劇的でコメディ。
序盤のアルフレッドとのやりとりもチャーミングだったな。これはきっとアンナとベルモンドの素のやりとりなんだろうな。
もう、口を聞かない!からの本のタイトルでやり取りもファニーでキュ〜トだった。
ゴダール作品のなかでも笑えて観やすくて楽しい映画だな。

街ゆく人々がカメラを不思議に見てるのも良い。ゴダールは時々こういうカットを入れるよね。当時の様子がわかっておもしろい。昔も今も人は撮影の様子を見ると、なんだこれ、って不思議で怪訝そうな顔するんだな。
アンナがまばたきするたびに星が瞬くようにパチっと音が聞こえてきそうで、アンナの表情(とベルモンドの仕草)で歌一曲分持つのすごいな、と思った。アンナ、見ていて全然飽きない。
Je ne suis pas un femme (infâme), je suis une femme😉で終わるの超キュ〜ト🎀🪩
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