今日観ることに
意味が有る気がして劇場へ
予想していたより
大袈裟じゃなく説教くさくない
これをどう捉えるかで
評価は変わる気がします
出てくる市井の人々を
その時代の人々という
ステレオタイプで塗り潰さない
この点は凄く良かった
むしろ現代と変わらぬ
感覚や葛藤を抱えて生きている
そう描くからこそ
少女の口から出る
無垢な未来像が
とてもショッキングで
鋭利なもので刺された痛みを感じる
三浦さんが泣きながら
喘ぐように感情を吐き出す姿も
柳楽さんがおにぎりを貪りながら
感情が発露していく様も
田中裕子さんの
まるで運命を全て正面で
受けとめているような
言葉も動きも少ない所作も
全て素晴らしかった
夏の長崎に流れる
独特の空気を思い出す
すんなり観れて
ずしりと重い作品でした