鼎

映画 太陽の子の鼎のレビュー・感想・評価

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
4.2
思えばどう見ても勝ち目のない中、今置かれている環境の中で精一杯生きる若者たち。
笑い声をあげながら爆弾投下する敵国には戦慄したが、人間を狂わせることで成り立つ戦時下では仕方がないと思うしかないのか。

鑑賞後たまに陥る「柳楽優弥?有村架純?三浦春馬?出てたっけ?」というような感覚。当時の日本を生きる三人としか感じられなかった。三人三様、それぞれの表情が心に残る。
この三人でしか成し得なかった雰囲気、と思う。

ベテラン勢が秀逸。
研究員たちも素晴らしかった。
ドラマ観たから映画はいいかな、と思う人にも観てほしい。
鼎