もふ汰

映画 太陽の子のもふ汰のレビュー・感想・評価

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
3.7

NHKでドラマ放送されてたらしい
本作。そちらは未見なので今作の
映画のみのレビュー。

どのくらいの時間だったろうか、
修(柳楽優弥)がおにぎりを食べるシーンが
物凄く印象的。あと言葉の印象だと
やっぱり、子供が「結婚して
子供を産んでお国のために捧げます」
あれ、しんどくない?

明日15日は日本では終戦記念日。
せめて我が国では二度と繰り返して
いけない。

だけど、昔にもこうして
未来を信じて戦っていた人達が
いたこと。 決してしてはいけない
事だけどそこに信念があったこと、
私たちは受け止めて正確に語ってくれる
人から引き継いで、出来るだけ正確に
私たちが伝えなきゃならない。

そしてやっぱりMVPは、三浦春馬くんに
あげたい。スクリーンで「ただいま」と
いう彼を誰もが田中裕子さん演じた母の
ように抱き締めたのではないだろうか。
海のシーンはどうしても彼本人を
連想してしまい、修のように
引き止めたのではないだろうか。
劇中では引き止められた彼、
…複雑な思いだ。

誰かこうして引き止めることは
できなかったか。考えても仕方ないことを
考えてしまった。彼の表情、
恋空の時の子犬のような笑顔ではなくて
太陽のように包む笑顔を焼き付けて
前に進んでいくしかない。

ご冥福をお祈りします。

世界の終戦記念日は9/2だけど、
このお盆に合う作品であったと思う。
機会があれば、ドラマも見てみたい。

ありがとうございました。
もふ汰

もふ汰