柳楽優弥をはじめ役者陣の演技が凄い。イッセー尾形の陶芸家のシーンが一番グッと来たかな。
京大で研究していた物理学者を主人公に据えるので、戦争映画が悲惨で苦手という人も見やすい。正確には悲惨なんだけど直接的ではない。
自分は研究室サイドの場面が好きだった。純粋な知的探究心から研究に没頭しつつも兵器を作ることへの疑問や戦果を上げられないことへのジレンマを抱える若者たちの描写は科学に造詣が浅すぎる自分でもなぜかグッと来た。
これがもともとドラマ作品とは、NHKはさすが。作中の音楽もとてもいい。主題歌はだいぶ残念。めちゃくちゃいい歌詞なんだけど、なんか軽く終わった感ある。