このジョルノ・ジョバーナには『夢』があるッ!
悪魔が封印されし3つの壺の一つを代々守っている高名な魔法使い・モルカとその弟子エルディン。ある日不注意で悪魔が復活&モルカが死亡。エルディンは残りの壺を守るため旅に出る。
なかなかにクオリティの高いファンタジー空間。エルディンの住まいも石の壁に魔法の本やツボがいっぱいでまさに魔法使いの部屋って感じだし、森の中の木々も、なんかこう、うねった生え方してて不気味で良い。
更にCelticだったりNew AgeなBGMがピッタリで、ファンタジー作品としての雰囲気はもう抜群です。
何でこれがあんまり評価良くないんだろう、と思いながら観てたら、だんだん分かってきました。
劇中の70%が、移動シーンで構成されています。
更に悪魔復活前、修行で魔法を使ったっきり、主人公が最終決戦まで再び魔法を使うことはありません。
つまり、敵とのバトルシーンがありません(捕まって逃げるシーンはあります)
あと、会話があんまり面白くないですw
まとめると「違う、私たちが観たいのはそこじゃない」って感じの1本でした。
お気に入りは、臆病な竜と、ネクロマンサーがブレスで人間をガイコツ戦士にするシーン。
イタズラ好きで無責任なステレオタイプの妖精もちょっと好き。