パワードケムラー

妖怪大戦争 ガーディアンズのパワードケムラーのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

 角川武蔵野ミュージアム記念の所沢映画でした。昭和、平成と上がっていたハードルを潜っていく作品です。普段は映画の良いところを探して観る自分ですが、こればっかりはちょっと......
 妖怪は名前をつけられたら弱って死ぬという設定のせいで、誰が誰の話をしているのかわからない。というかそもそも展開がマッハ過ぎて誰にも感情移入できないという仕上がりで、全員の動機も不明でした。
 意味深なセリフを連発する神木隆之介も「続編狙いなんだな......」と冷めてしまいます。サンライズ立ち風の大魔神は面白いですが、急に歌ったり伏線もへったくれもありません。
 街が大破壊されている割に人間側の描写は無く、平成版の10分の1のスケールのように思えます。妖怪のデザインもどこか安っぽいものが多く、恐ろしくも愛らしかった昭和と平成の要素はありません。
 あと一番気になっている方もいると思うので書きますが、今回はセクシー要素は全く無く、前作、前々作を通してあった「おねショタ」はありません。全く「おねショタ」はありません。あしからず。
 大映のPVだと思えばマシかも。そのせいか辛口評価になってしまいました。